「果てしない」というタイトルのエントリを書いてから、時間と空間についての本を何冊か読み、気が向くとその方面に思考を遊ばせている。
そうした中で、最近つらつら思うようになったのは、時間や空間というのは、我々が普段認識しているように一定の方向性を持って並んでいるものではないのかもしれない、ということだ。
我々は、時間は過去のある一点から始まって、未来に向かって一方向に流れて行くものだと考えている。でも本当はそうではなくて、ばらばらの瞬間が粒子のように独立して存在し、我々の意識はその間を縦横無尽に行き来している、のかもしれない。それを脳がある一定の法則でソートして、「ひとつながりの時間」と認識する、みたいな。
あまり上手い比喩ではないけれど、それは例えば、Webサイトと検索エンジンの関係に似ているかもしれない。
Webサイトはネットワーク空間上に無秩序に存在する。検索エンジンはそうしたサイトをクロールして集め、自身の持つアルゴリズムでソートして、検索結果というひとつながりの流れを作り出す。検索結果ページだけを見ている人には、Webサイトというのはそういう風に順序をもって並んでいるものに見えるだろう。でも、真の姿は違う。
空間や時間の連続性も、もしかしたらそういうことなのかもしれないなぁ、と何となく思っているのである。
たまに未来を予知するような人がいるが、それはきっと、その人に備わるソートアルゴリズムのバージョンがちょっと違うということなのだろう。
GoogleとYahoo!では若干検索結果が違う、みたいな感じ。
こういう取り留めもないことに思いを馳せるのは楽しい。答えの出ない思索にふける事が出来るのは、人間に許された贅沢な娯楽である、と思う。